旅する投資家 長期投資の王道

優良株の下値を恐れず買い向かえ!

2017年4月期決算振り返り(旅する投資家ホールディングス)

<旅する投資家ホールディングス>

 連結経営成績 営業利益453,435円(前期比134.6%)
 過去最高益  以下、連結子会社経営成績です。

1.旅する投資家℮-BooKs(中古書籍売買事業)
 営業利益150,294円(前期比67.0%)

2.旅する投資家インベストメント(有価証券投資事業)
 営業利益303,141円(前期比269.6%) 2012年4月期以来、5期ぶり最高益
 ※内訳 国内投資 107,710円(21勝3敗)
     海外投資 195,431円(13勝1敗)

3.旅する投資家エンプロイメント(被雇用者契約事業)
 (前期比101.7%)

1.旅する投資家℮-BooKs(中古書籍売買事業)

①毎年安定的に利益を稼ぎ出す事業です。前期に上振れした影響で前期比67.0%に落ち込みましたが、中古書籍市場は依然底堅く推移しています。
 ネット配信を利用した電子書籍が業績を脅かす要因とはなっておらず、アナログな紙の本に対する需要は根強いものがあります。

②18年4月期は商品の値付け管理をきめ細かく行い、大幅な値下げとならないよう注意を払います。経済関連書籍を主力としていますが、専門性をもっとPRして購入者に選びやすい品揃えと、アマゾンに負けない納品リードタイムを実現する必要があります。
 懸案は昨今の「宅配便クライシス」に起因した、物流運賃の値上げが波及してこないか、その推移を注意深く見守り対策を講じていきます。

2.旅する投資家インベストメント(有価証券投資事業)

①通期では、6月のブレグジット、11月の米国大統領選のイベントが大きく影響しました。反省点は、ブレグジット前のポジション調整が不十分で損失を被ったこと、そのため底値での買い付け資金が不足したことが挙げられます。
 11月以降のトランプ相場が無ければ、厳しい結果であったと認識しています。

②為替はトランプ大統領就任まで1ドル100~105円の円高で推移。積極的にドル買いを実施し、その後のトランプ円安によって為替差益を得ることができました。 

NYダウは2万ドル超えの大相場となり、保有する米国株はNISAを除き、利益確定を行いました。よくも悪くもトランプ相場に支えられました。
 日本株ブレグジットでの失敗があったものの、得意の相場トレンドのみで勝負し、不透明な相場つきでは様子見を徹底しました。
 取引売買高は過去最低でしたが、負けない取引に徹した結果、過去最高益となりました。得意の相場で勝負するという考え方は、今期も継続していきます。

④今期中に「トレンド別投資戦略」を確定して、ルールに則った売買をこれまで以上に徹底して行います。思い付きの売買を減らし、狙って利益を取りに行く投資手法を磨くことが最優先課題です。

3.旅する投資家エンプロイメント(被雇用者契約事業)

①労働時間の長時間化解消が課題。ビジネス現場での改善を積み重ね、今と同等の水準を時間短縮でこなす。精神肉体面の疲労を溜めないことを第一に活動する。

複業に力を入れ、℮-Books事業・インベストメント事業の利益構成比を年々高めていく。