ヘリコプターマネーへの布石か(スティグリッツ教授)
[14日 ブルームバーグ 「政府・日銀保有国債の無効化主張-諮問会議」]
スティグリッツ教授、すばらしいご提案です。パチパチ。
ノーベル経済学賞受賞者のスティグリッツ米コロンビア大学教授は14日夕、経済財政諮問会議に出席し、政府・日銀が保有する国債を無効にすることを提言した。会議に提出された資料によると、スティグリッツ教授は、政府・日銀が保有する国債を無効化することで、政府の債務は「瞬時に減少」し、「不安はいくらか和らぐ」と主張。また、債務を永久債や長期債に組み換えることで、「政府が直面する金利上昇リスクを移転」できるとしている。永久債の発行は「政府支出に必要な追加的歳入を調達し、経済を刺激する低コストの方法」だとした。
~中略~
スティグリッツ氏は昨年3月、政府が開いた国際金融経済分析会合の初会合に出席し、17年4月に予定していた消費増税について、世界経済が低迷する中での実施は間違っているとして安倍晋三首相に再考を促した。安倍首相は6月、消費増税の再延期を正式に表明した。
スティグリッツ教授、すばらしいご提案です。パチパチ。
政権内のどなたかが、ヘリコプターマネー(政府日銀による財政ファイナンス)を画策していると思われ、昨年来この手の記事がちょくちょく登場します。同教授やポールクルーグマン博士、前FRB議長ベンバーナンキ氏など、そうそうたるメンツが起用され話題作りに一役買っています。
旅する投資家の当て推量ですが、政府が国民に対して財政ファイナンスの効果を説明して実行できれば、間違いなくデフレ脱却できます。おそらく日経平均は上値を追い、バブルの最高値も夢ではなくなると考えています。
でも、やっぱりいろんな方面に抵抗勢力がいるんだろうなぁ…。