モービルアイ買収で合意（INTCインテル） - 旅する投資家　長期投資の王道

今日からサマータイムが始まるNY市場ですが、大きな買収のニュースが飛び込んできました。

　半導体メーカー最大手の米（INTCインテル）は、イスラエルの（MBLYモービルアイ）を買収することで合意した。同社株主価値を約153億ドル（約１兆7540億円）と評価する取引で、高成長を続ける自動運転市場への取り組みを強める。

　13日の発表によれば、インテルはモービルアイ株主に１株当たり63.54ドルを現金で支払う。イスラエルのテクノロジー企業買収としては過去最大で、ニューヨーク市場の同社株は寄り付き前の時間外取引で32％急伸。前週末まで年初来で24％上げており、これが同社の時価総額を100億ドル余り押し上げた。

　　画像処理・検知技術を手掛けるモービルアイはここ数カ月でより高度な製品提供で複数の自動車メーカーと提携。インテルとモービルアイは既に、高級車市場に完全な自動運転車を2021年までに投入する計画でドイツのＢＭＷと提携している。

　本日のNY市場ではモービルアイが前日比30％超の上昇。同社の自動運転技術は（7201日産自動車）のセレナにも採用されています。

　一方、インテルは買収を嫌気して下落。過去にもデジタル地図の独企業を買収するなど、着々と自動運転技術の外堀を埋めてくる戦略をとっています。激しい急落場面があれば、インテルを買い増ししたいと目論む旅する投資家です。