投資にフリーランチはない
先日、旅する投資家の携帯電話に、とある不動産会社から「今、こんなワンルームマンション投資があるんですよ!老後の蓄えとして家賃収入に興味ありませんか?」という内容でした。
無論、怪しさ満点のため丁寧にお断りして電話を切ったのですが、思い出したのは「投資にフリーランチはない」というコトバ。「ただ飯をふるまわれるような、いわれのない美味しい話は無い」という意味です。
この手の電話勧誘の致命的欠陥は「なぜ、そんなうまい話があるならご自分でなさらないのですか?」ということ。
わざわざ、セールスの方が電話代と時間を浪費してまで、旅する投資家にお知らせしてくださるということは、ほぼ確実にその投資は持て余している不良物件(債権)だということになります。
マーケットが効率的になればなるほど、そんなうまい投資話が無いことは投資家なら誰でも知っている話なのです。しかし、こんな商売がいまだにはびこっているということは、うまい話に乗ってしまう方も少なからず存在するということなのでしょう。
「老後2000万円問題」が社会現象となりつつある今、くれぐれも美味しい投資話には気をつけたいものです。