旅する投資家 長期投資の王道

優良株の下値を恐れず買い向かえ!

ミスターマーケットさん

ミスターマーケットとは…
投資家ウォーレン・バフェットの育ての親であり、「バリュー投資の父」「ウォール・ストリートの最長老」とも呼ばれる米国の経済学者ベンジャミン・グレアム(Benjamin Graham,1894.5.8-1976.9.21)が著書「賢明なる投資家」において株式市場の変動を擬人化した寓話のことで、毎日違う価格で株の売買を持ちかけてくる親切なミスターマーケットの提示する株価に過度に気をとらわれるよりも、現実世界の会社のパフォーマンスに注目し、割安な株式を取得することに集中する方がよいと説いている。(出所:投資用語集)
 10月の日経平均はなんと下げた日がたった一日のみ。これほどまでの上げ相場は経験がありません。旅する投資家のところには、毎日のように「ミスターマーケットさん」がやってきます。

ミスターマーケット
「もしもし旅する投資家さん、A社は今期最高益だよ。まだ買っていないのかい?早く買わないと株価が高くなって買えなくなるよ?」

旅する投資家
「…僕は逆張り投資が本業なので、いまは株価が高くて買えません」

ミスターマーケット
「えっ、このあと日経平均は3万円を目指してあがってゆくよ。いまが一番安くてお買い得。いま買わないでどうするの?」

旅する投資家
「… … …えっ、そうなんですか。どうしよう…。今日買った方がいいのかな。でも株価が高いんじゃないのかなぁ。…いや、今買った方がいいかも…」


株価が高くなると、ミスターマーケットさんが毎日やってきてとても困っています。

ミスターマーケットさん、頼むからもう家にはこないでください。