オーバーシュート(日経225)
さぁ11月相場の初日、日経平均はいきなりの400円超高。ここまで高値追いが続くと、明らかに海外投機筋が国内勢の提灯買いを誘っていると考えられます。
この相場のパターンは、2013年5月の「バーナンキショック」(当時のFRB議長バーナンキが金融緩和縮小を匂わす発言後、株価が急落。日経平均も一日で1000円以上下げた。)に酷似しています。早晩、高寄り付きした株価は大陰線を引き、投機筋が総売りに回る展開を警戒した方がよさそうです。
確かに世界経済の好調と各国の低金利、「マネーじゃぶじゃぶ」の緩和状態が続き、株価には追い風です。しかし、すでに来期(19年3月期)を見据える段階に入っており、ここまでの株高をいつまでも許容するとは考えにくいのです。
旅する投資家はオーバーシュートした株価が近く大陰線を引くと考えていますが、果たして…。