旅する投資家 長期投資の王道

優良株の下値を恐れず買い向かえ!

見栄を捨てればお金は貯まる

今日の日経平均は小安い水準で推移しています。4日続伸は微妙な情勢ですが、為替相場は再び110円を目指す水準にあり、底堅い値動きが想定されます。


 
 さて、投資を始めるには「種銭」が必要です。旅する投資家もいきなり株式投資を始められたわけではなく、当初は家計の固定費の見直しに始まり、積立貯金の実行、そして日々のお金の使い方を徹底的に洗い出しました。しかし、順調に種銭づくりが進むかと思いきや、立ちはだかる大きな関門が…。

 それは、人間が生まれながらに持ち合わせた倣い性ともいうべき「見栄」だったのです。

人の目を気にして、うわべ・外見を実際よりよく見せようとする態度。 《見栄》 「 -でピアノを買う」 「 -坊」※出典:コトバンク


 
 旅する投資家は、かつてクルマやバイクにどハマりした時期があります。この乗り物趣味というものは、お金をかけるとキリがない浪費の代表格。さらに税金の固まりともいうべき、国や地方自治体のオイシイ収入源でもあります。

 かっこいいクルマに乗りたい、大きなバイクを颯爽と走らせたい…こうした欲望を実現しようとすれば、お金はあっというまに無くなっていきます。もはや投資の種銭などとは別次元の話と言っていいかもしれません。

 こうした自分自身を実態以上に大きく見せたいという欲望は、大なり小なり誰もが持っているもの。しかし、コントロール出来ないほど見栄のパワーが膨らんでしまうと財布はますます痩せ細る一方です。

 この見栄という困ったバケモノを、旅する投資家は少しづつ、そしてまた少しづつ退治してきました。するとどうでしょう。
 これと言って節約したわけでもないのに、お金が自然と貯まり始めたのです。一度お金が貯まる感動を味わうと、今度は貯めることに達成感を感じるようになり、とても難しかった「見栄」退治も徐々に容易になっていきます。

 今でも旅する投資家は、この手強い「見栄」と戦っていますが、以前と比べると大分攻略方法をマスターできました。

<旅する投資家の「見栄」を捨てればお金は貯まる>

①見栄の正体は「自分を大きく見せたい」という欲望であることを理解する。
②見栄を一気に退治するのではなく、できることから少しづつ退治しよう。
③時には浪費してしまう自分を責めないようにしよう。
④お金が貯まる達成感を味わえば、いずれ見栄は自然と退治できるもの。