連日連夜の買い下がり
日経平均は円高を嫌気して続落。トランプ大統領やムニューシン財務長官発言にも為替相場は敏感に反応しているようです。
「強いドル望む」トランプ発言一転のワケ
市場では米国経済にとってもドル高が望まれているとの見方がある。クレディ・アグリコル銀行の斎藤裕司氏は1月30日に予定される「一般教書演説を前に、ドルの先安観が一段と強まることを恐れた」と指摘する。
米国は巨額の対外純債務国だ。トランプ大統領は今後10年間で、1兆7千億ドル(約185兆円)のインフラ投資を打ち出している。資金を国外から集めるためには米国債が安定的に買われなくてはならずドルの先安観が続く状況はのぞましくない。
トランプ政権は「米国第一主義」を撤回するわけではないが、通貨政策ではなく非関税障壁の撤廃などに焦点を合わせるとみる。※1/26日本経済新聞