旅する投資家 長期投資の王道

優良株の下値を恐れず買い向かえ!

もしもリーマン級の暴落相場がきたら…

 ダウは223ドル高。破竹の快進撃が続くNY市場です。
 一方、円は108円台に突入していますが、CME日経先物終値を見ると23,700円台を回復して終えています。週明けの東京市場は(6954ファナック)(4063信越化学)の決算が好感されると予想され、為替の逆風も跳ね返しそうな勢いがあります。

 さて、この株高はいつまで続くのでしょうか?永遠に続いて欲しいところですが、そうもいかないのが相場の常。旅する投資家は「もしもリーマン級の暴落相場に遭遇したら?」という設定で、どういうアクションをとるべきか考えてみました。


<もしもリーマン級の暴落相場がきたら>

1.株価天井から約半年で50%暴落すると仮定。
2.今年の上値を27,000円あたりとすると、13,000円まで暴落する。
3.為替はリスク回避の円高になり、1ドル90~100円辺りまで急伸。
4.一旦は株、債券、為替のトリプル安でマーケットから資金流失となる。
5.株価の下げ止まりとともに金利低下、債券へ資金流入強まる。

<旅する投資家の暴落相場対策シナリオ>

1.保有コストの高いアクティブ投信は数回に分けて全て現金化する。
2.長期保有予定のない個別株は成り行き処分。半値でも持ち続けたい銘柄のみに絞る。
3.外貨(米ドル)は全額米国債へ。
4.1~3が完了したら、相場の行方を見極めながら、少額&時間分散で逆張り戦略を発動する。

以上のような暴落後のシナリオを想定しています。しかし、問題は「暴落」と「押し目」を冷静に見極められるかということ、そして損失を躊躇せず「売り」を決断できるかどうかです。

 いずれにしても「いつか」はやってくるわけですから、暴落相場のイメージトレーニングはやっておいて損はないと考えています。でもやっぱり怖いな~~~