旅する投資家 長期投資の王道

優良株の下値を恐れず買い向かえ!

高配当株の罠

 15日の日経平均株価は、令和相場始まって以来、初めて上昇に転じました。米国株式市場が短期的に底を叩いたことも、押し目買いを誘う要因となったようです。

 さあ日本株も反撃開始!といきたいところですが、気になるニュースが…



東証>日産自が売り気配 今期純利益47%減、減配も発表 ※5/15日本経済新聞電子版




 昨日、決算を発表した(7201日産自動車)が減配しました。日産といえば高配当株の代表銘柄。配当利回りは6%を超えていたわけですが、業績の大幅下方修正に連動する形で配当も引き下げられました。


 旅する投資家もポートフォリオに多くの高配当銘柄を抱えているため、減配リスクに関しては非常に気になるところです。

 高配当の理由が例えば、

1.全体相場が下落して、一時的に利回りが高くなった場合→問題なし
2.業績リスクから投資家の買いが入らず、ダラダラ下げた場合→危険信号

 という風に考えています。



 日産に関していえばカルロスゴーン問題など、ガバナンスについても訝しい点があり、減配発表も「やっぱりか…」という投資家の声が聞こえてきそうです。

 加えて、日本国債10年物がゼロ金利固定されている現状では、6%の配当利回りは疑ってかかるべきなのかもしれません。

 高配当株の罠に気をつけて、慎重に銘柄選別したいものですね。


 <旅する投資家の高配当株の罠>

今晩狙いたい米国市場で買える高配当銘柄


英国籍油メジャー2位

2.IBMアイビーエム 配当利回り4.93%
AI、クラウドを深耕するITメジャー

全米リテール銀行首位、バフェット銘柄

高配当はほどほどにね