旅する投資家 長期投資の王道

優良株の下値を恐れず買い向かえ!

ドルで資産を評価する

投資に関して、昨今の重要なファクターはズバリ「為替」です。
自国(日本)の通貨が売られると「円安」効果などといわれ、
円建ての資産価値が膨らみます。旅する投資家も喜びます(^^♪

ところが、ドル建てで自分の資産を評価すると景色が一変します。
例えば100万円の資産。
①1ドル100円のときは、100万円÷100円=10000ドルの評価になります。
しかし、
②1ドル120円のときは、100万円÷120円=8333.33ドル? 
あれれ、ドル建てでみると減ってる?

いや、円安で輸出関連株価が上昇したのだから、
100万円が120万円に増えたと仮定すれば、
③1ドル120円のときは、120万円÷120円=10000ドル?
やっぱり増えてない!という結論になります。

ドル建て取り引きは世界経済の60%を占めるといわれています。
物価に影響を及ぼす資源商品関連のほとんどが、ドルを通じて決済されています。
旅する投資家は決算の度に、ドル建てで資産を評価して
物価動向を反映させた資産価値の把握に努めています。

円高は悲観するべきものではなく、
ドルに換算すると実はすごい資産効果を発揮してくれます。
ちなみに昨年のドル建て資産のピークは、
ブレグジット直後の1ドル99円のときでした。

為替って面白いですね。