旅する投資家 長期投資の王道

優良株の下値を恐れず買い向かえ!

逆張り戦略の要諦

 悲観的暴落から一転、今週のマーケットは棒上げの一週間となりました。

 

 旅する投資家は、二月下旬の暴落初期から逆張り戦略を掲げ、「少額&時間分散」投資で世界の超優良企業に照準を絞り、徹底して買い向かいました。凄まじいスピードで下落する株価には驚きの連発でしたね。

 

 今週に入りようやく一服、途中、リバランスも兼ねていくつかの銘柄を利益確定できたのは収穫です。これだけの暴落・暴騰であれば、少額投資でも十分に儲けられるというのは驚きの発見でした。

 

 ここで旅する投資家なりに考えた「逆張り戦略の要諦」を披露したいと思います。

 

 

逆張り戦略の要諦>

 

人の行く裏に道あり花の山

 

 基本的な考え方は、かの有名なこの一言に集約されます。表現は違いますが、ウォーレンバフェットもこのように言っていますね。

 

皆が貪欲な時に臆病に、

皆が臆病な時に貪欲でいることだ

 

 言うは易しで実行は難しいことですが、他の大勢と逆の投資行動を取り続けることです。これらの考え方を具体的な投資行動に落とし込んだのが次の投資手法です。

 

 

1.相場が上げ基調で過熱しているとき=売り専用相場(損切りも含む)

(キャッシュ:リスク資産比率=65:35)←利益確定でキャッシュを高める

 

 持ち株をうすくうすく売り上がるイメージを持つ。ただし、全てのポジションは決済せず、さらにマーケットが上昇する場合にも備え一定のポジションは残す。

 

 旅する投資家の場合は「高配当株・連続増配株」を最後まで残しています。配当をもらえる株は長期保有し続けるモチベーションが高いためですね。銘柄に惚れ込んでしまうと、高値圏で売れなくなってしまいます。上げ相場のうちにキャッシュ比率の目標をきちんと決めておくことですね。

 

 金利がある程度上昇しているようであれば、利益確定したキャッシュを債券に投資してちゃっかり金利をもらうようにします。

 

 

 

2.相場が下げ基調で悲観に傾いているとき=長期投資専用相場

※現在のような暴落相場を含みます。

(キャッシュ:リスク資産比率=35:65)←買い下がりでリスク資産を高める

 

 下げ相場のコツは「底値」を予想したり当てようとしないこと。下げ始めたら少額で時間を分散しながら「さっさと買ってしまう」ことがポイントです。投信やETFの積立投資を開始するのもこのタイミングがおすすめです。

 

 この投資行動をとるためには、事前にキャッシュ比率をしっかりと高めておくことが重要ですが、相場に慣れるまではハードルが高いと考えられます。旅する投資家も以前の暴落相場でキャッシュが尽きてしまい、安い株価を眺めるだけの悔しい思いをしました。

 

 

3.相場が横ばい基調でトレンドが出ないとき=短期投資専用相場

(キャッシュ:リスク資産比率=55:45)←余裕資金で短期投資を楽しむ

 

 暴落・急落を想定して、若干キャッシュポジションを高めます。ヨコヨコ相場は上値と下値を見極めれば、短期投資を楽しむには絶好の環境ですね。

 

 短期投資に徹するべき相場で、この場面で本格投資してもすぐには報われません。来るべき暴落に備えて、大怪我をしない程度に売ったり買ったりのスイングトレードを楽しみます。

 

 

 以上、相場が今どこの位置にあるのかを考えながら、上記の投資行動をとることが旅する投資家の投資戦略となります。そして、もっとも大きく儲けられる、かつ、配当金の積み増しができるのが2.の相場ですね。

 

 旅する投資家の場合は、暴落に買い下がる方が性格的に合っていること。そして配当をもらうというのを投資の楽しみにしているので、2.の相場の下げ基調で悲観に傾いているときをもっとも重視しています。

 

 逆張り戦略の要諦は、

「相場環境に合わせたキャッシュポジションの管理」

これに尽きると思います。どんなバーゲンセールでもキャッシュがなければ買うことができませんものね。

 

 

20/3/27現在、

1.配当見込額 270,338円(為替影響修正後)

ポートフォリオ配当利回り3.45%(税引き後)

 

2.利益確定額 342,662円

日本株20勝1敗

J-リート1勝

米国株なし

 

2019年度(〜20/4/14)投資成績見込み 

613,000円(1+2)