旅する投資家 長期投資の王道

優良株の下値を恐れず買い向かえ!

ふたつの誤算

ボーイング株式配当を停止

3/21日本経済新聞

NY原油、一時30ドルに急落 サウジ増産方針で

3/9日本経済新聞

 

 この度のコロナショック相場において、旅する投資家には悔やまれる「ふたつの誤算」が‥。

 

 一つ目はかねてから主力旅客機737MAXの運行停止が長期化していたボーイング(BA)の配当停止。コロナウイルスの世界的パンデミックによって旅客機需要が急減、ついに運転資金がショートし、米政府に救援を要請する事態に発展してしまいました。

 

 二つ目はサウジとロシアによる米国のシェール潰し。さらにサウジは大幅増産で歴史的な原油安を引き起こし、本気でライバル米国潰しに出てきました。そして、原油安は旅する投資家が保有するエクソンモービル(XOM)の株価急落につながりました。

 

 ボーイングは二度の墜落事故を起こした時点で「売り」、という判断が適切であったかもしれません。その後のコロナウイルスによる人の移動制限は予測不能の事態でしたが、これが追い討ちとなり、株価にはトドメとなりました。

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ボーイング株価

 

 そして、エクソンモービルは、数ヶ月前から下落トレンド入りして、配当利回りが5%を超える事態になっていたわけです。市場はすでに原油価格の急落リスクを嗅ぎ取っていたのかもしれません。高い配当利回りに潜むリスクを改めて痛感しました。

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エクソンモービル株価

 いずれの株価も急落前の半値以下に下落する事態。深刻な悪材料が要因だけに、これらの銘柄は逆張り戦略を中止して様子見することに。分散投資の重要性を改めて認識しました。

 

 不幸中の幸いか、ボーイングは米国政府による資金注入が行われる見通し。サウジによる原油安政策は今のところ終わりが見えませんが、原油安は産油国にとって死活問題のため、いつまでも継続できるものではないと考えています。

 

 いずれにしても、今回味わった「苦い」ふたつの誤算を今後の投資の糧にしたいと思います。

 

 

 さあ、気を取り直して、

来週も逆張り戦略全開で行くぜ!

 

 

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