3/9日経平均2万円割れ　サウジ増産、原油急落引き金
円高一時101円台　NY原油20ドル台に

3/9日経平均 終値1050円安　1年2カ月ぶり2万円割れ

　コロナショックに揺れるマーケットに衝撃的な数字が飛び込んできました。なんと原油相場が一日で急落、1バレル20ドル台に突入し、なお下げ止まる気配がありません。OPEC+1においてサウジとロシアの交渉が決裂し、原油の増産懸念が高まったことが要因です。

　東京市場の日経平均はあっけなく2万円割れ。リスク回避の円高は一時101円台を付けました。原油ショックはその後、欧州市場にも波及。ロンドン市場ではオイルメジャーの一角、英BP株が急落しています。

　さて、今後のマーケットはどうなるのか。

　言うなれば、コロナウイルスの正体は「ブラックスワン」であったということでしょうか。

ブラックスワン（Black Swan）とは、マーケットにおいて事前にほとんど予想できず、起きたときの衝撃が大きい事象のことです。

　病原体としてのコロナウイルスよりも、その影響が波及して、あらゆる経済活動が停止してしまうこと、それこそがもっとも恐ろしいことなのでしょう。

　いよいよ旅する投資家はこの歴史的急落に買い向かう決断をしました。無論、細心の注意を払い、さらなる株価下落を想定しながら。

　こんな武者震いは久しぶりですね。

＜旅する投資家の総悲観相場の買い銘柄リスト＞

XOM　エクソンモービル　

石油メジャー最大手。原油安直撃で株価は下値が見えない状況。川底の金貨を拾え！

AAPL　アップル

携帯端末市場においてはダントツのブランド力。アップル経済圏を通じたサービス収入の拡大に期待

PCソフトウエアの先駆者。クラウドも手掛け、課金収入モデルが大成功。さらなる躍進に期待。

V　ビザ

決済サービス世界首位。世界的なキャッシュレス化の流れをリードするテクノロジーを持つ。