侮れない魔物
20日の日経平均株価は3日続伸。為替は円安に推移しており、株価の追い風になっています。夏枯れ相場と言われるように商いは細る一方ですが、下値20,000円は固くPBR1倍水準が意識されているようです。
さて、2019年の投資戦略「毎月配当金システムを構築しよう」に向けて、着々と好配当株の選別を進める旅する投資家です。しかし、この投資戦略にはある「魔物」が立ちはだかるのです。
その「魔物」とは、トランプ大統領のツイッターでもなく、米中摩擦の激化でもありません。
ズバリ「税金」という魔物です。
試しに10万円投資した場合の配当額を利回り別に算出しました。例えば、配当利回り4.00%の個別株を買ったとしても、課税後(20%)の実質利回りは3.20%にまで下がります。
このように高配当株と思って買っても、税金という「侮れない魔物」をしっかり考慮しておかないと、将来の「配当再投資戦略」は大きく狂いを生じさせる可能性があります。付け加えると、外貨建て資産の場合は「為替変動」が加わり、さらに複雑に…
無論、単純に配当利回りの高い株を買い集めれば良いという訳でもなく、将来の配当成長を加味して、慎重に銘柄選びをしなければなりません。
「魔物」の存在をしっかり意識して、投資戦略を再構築していこうと考えています。
8/20現在 2019年 年間配当金見込額 234,581円(為替影響含む)