ミセス・ワタナベ、トランプ相場最大のドル買い
[23日 日経電子版]
足元、日米の政治問題による経済政策遅れの懸念がではじめていますが、日本株にとって直接のリスクは円高進行による業績悪化になろうかと思います。為替水準はトランプ相場開始の101円台~118円台までかけ上がり、現在の110円台は「半値押し」に当たり、調整幅としては最終局面にあるとみています。
一時4カ月ぶりに1ドル=110円台に下落するなどドル相場が軟調に推移するなか、外国為替証拠金取引(FX)を手掛ける個人投資家(通称、ミセス・ワタナベ)が巨額のドル買いをしている。有力FX業者4社の合計で、22日までの1週間のドル買い・円売り額は昨年11月9日のトランプ相場開始以降、最大となった。足元のドル下落について、ミセス・ワタナベはドルを安値で買う好機ととらえたとみられる。FX投資家が逆張りのドル買いをさらに続けるなら円高を防ぐ効果が出そうだ。ただドル買越残高は高水準になっており、買いに持続性があるかにも注目が集まる。
足元、日米の政治問題による経済政策遅れの懸念がではじめていますが、日本株にとって直接のリスクは円高進行による業績悪化になろうかと思います。為替水準はトランプ相場開始の101円台~118円台までかけ上がり、現在の110円台は「半値押し」に当たり、調整幅としては最終局面にあるとみています。