17年3月期業績予想を上方修正(7203 トヨタ自動車)
本日引け後に発表されたトヨタ自動車の第3四半期決算ですが、
通期見通しを「円安」効果で上方修正しました。ただ、市場コンセンサスには届かなかった模様で、
明日以降の株価反応は不透明です。
今回の決算で旅する投資家なりに気になったポイントは、
①国内市場が新車投入効果で台数増が見込まれそうなこと。
(話題のCH-R、好調のプリウスなど)
②北米市場において販売奨励金が上昇傾向にあること。
販売台数は好調に推移するも不安材料。
③研究開発費は1兆700億円の高水準。
④為替レートはドル107円、ユーロ118円と相変わらず慎重な見立て。
近年のトヨタ株は敏感な為替反応の他、
①株主還元の充実(高配当、自社株買い)
②業界の先行き不透明感(次世代自動車の開発、異業種の参入)
③国内自動車メーカーとのゆるやかな連携(スズキと提携に向けて交渉)
などに影響を受け、推移している印象です。
残り2か月弱、本決算までどのくらい追い込みできるのか、