コロナショック相場で買い向かった銘柄は?
ついに7日、政府より7都府県に「緊急事態宣言」が発出されました。旅する投資家もTVの安倍総理会見を食い入るように拝聴しました。
マーケット流に言うならば、「国家の緊急事態」を国民心理に織り込ませるのが非常に上手く行ったのではないかと評価しています。
これまでの数日、政府は新聞誌面による緊急事態の「観測気球」を打ち上げ、また、主要都市の知事は「それとなく匂わせる」発言を繰り返し行ってきました。現時点で国家として出来うる最良の手段を講じたことで株式市場もこれを好感しました。
もっとも、一つ間違うと実体経済に大きな混乱を招きかねない事案であっただけに、政府はギリギリまで時間を稼ぎながら決断した結果と考えています。
さて、この1ヶ月間、旅する投資家は「少額&時間分散」投資を掲げ、勇気を持って逆張り戦略を実行してきました。当初は高配当利回り株を主体にいわゆる「ナンピン」を繰り返し行ってきました。しかし、相場が進むにつれて銘柄選別に変化が…。
コロナウイルスに立ち向かう医療現場、それをサポートする「ヘルスケア株」、そして買いだめに殺到する顧客に商品供給する「小売り株」など、パンデミックに敢然と立ち向かう企業に目を奪われるようになりました。
また、外出制限に伴いテレワークを実施する企業が激増。それに必要不可欠な「ソフトウェア株」など、いつの間にか「人類の危機に立ち向かう企業」というテーマで銘柄選びをするようになっていました。
株式投資の醍醐味は、社会の多様性をテーマに銘柄選びができること。それを改めて実感できました。もちろん、ますます投資が好きになったそんな1ヶ月でしたね。
<パンデミックに立ち向かう世界の優良株>
※旅する投資家が買い向かった銘柄群
JNJ ジョンソンエンドジョンソン
ABBV アッヴィ
MSFT マイクロソフト
CSCO シスコシステムズ
WMT ウォルマート
COST コストコホールセール
20/4/8現在、
1.配当見込額 301,293円(為替影響修正後)
2.利益確定額 347,187円
日本株21勝1敗
J-リート1勝
米国株なし
2019年度(〜20/4/14)投資成績見込み
648,480円(1+2)