配当ミックス戦略でグロース株を取り込もう
日頃から「利回りハンター」として、旅する投資家は配当の研究に余念がありません。
が!
富士フイルムの前期、純利益9%減 今期業績は未定
東急の前期、純利益27%減 コロナで鉄道やホテル打撃、今期未定
出典:5/22日本経済新聞
ここまで業績未定が相次ぐ状況では、利回りだけを頼りに投資するのは危険です。いわゆる「割安の罠」と言われるように、景気後退局面で現れる高配当利回り株や低PER株は、その後の業績悪化で割安修正を余儀なくされます。
銘柄選びのコツは、割安株だけではなく成長グロース株や財務健全株をバランス良く取り込み、マイポートフォリオの安定性を高めることです。
このような局面で旅する投資家は「配当ミックス戦略」を用いて買いを入れています。
<本邦初公開、旅する投資家の配当ミックス戦略>
A社 配当利回り5.0% 株価100ドル 1株買い
+
B社 配当利回りゼロ% 株価100ドル 1株買い
A社はいわゆる高配当株、そしてB社は成長グロース株です。
↓
この二社をミックスして買うと…あら不思議(°▽°)
A&B社=配当利回り2.5% 株価200ドルの好配当成長株の出来上がりです。このような手法で買いを入れることで保有銘柄に多様性を持たせ、あらゆる局面に耐性のあるマイポートフォリオが出来上がるのです。
銘柄選びの時に利回りだけでスクリーニングするクセがついてしまうと、未来の好配当銘柄であるグロース株が全て購入対象から除外されてしまいます。しかし、高配当株とグロース株をセットで買ってしまえば、配当株投資家も比較的抵抗なくグロース株を組み入れられるのではないでしょうか。
この戦略は他にもバリエーション展開が可能で、
低β+高β=値動きを安定させる
上昇トレンド銘柄+下降トレンド銘柄=損益を安定させる
大型株+小型株=流動性を担保する
などなど、アイデア次第で無限に組み合わせができるのです。ぜひお試しあれ!
20/5/22現在、
1.配当見込額 333,608円(為替影響修正後)
2.利益確定額 52,444円
米国株なし
2020年度(〜2021/4/14)投資成績見込み
386,052円(1+2)