高値奪回に挑む令和相場
いよいよ明日で平成も終わりを告げます。日経平均株価で振り返ると、平成の30年はまさにバブル崩壊後の「大調整相場」であったことがわかります。
終盤のアベノミクス相場では、高値奪回へ向けた企業の「種まき」が着実に実行されており、1996年の戻り高値を更新しています。つまり、5月から始まる令和相場を予見するとすれば、チャート的に間違いなく1989年の史上最高値「38915円」を目指す展開になると考えられるのです。
現状の日経平均PER12〜13倍は十二分に割安感のある水準にあり、残るは「稼ぐ力」(EPS)をどこまで高められるか?ということになります。例えば目標株価4万円として「=PER17倍✖️(EPS:2353円)」あたりが妥当な水準とすれば、現状のEPS1700〜1800円をあと600円ほど底上げしなくてはなりません。
それでも、小泉郵政相場の頃のEPSが600〜700円程度であったことを考えると、EPS600円の底上げは数年で達成可能な距離にあると言えるでしょう。