眠れる資産を掘り起こせ！
米ウーバー、ＩＰＯ価格目標は44―50ドル 最大90億ドル調達目指す※4／26ロイター
注目のユニコーン、米ウーバーの公開価格目標が設定されました。（おカネがあれば）旅する投資家も買い参戦する予定の企業です。
どこに魅力を感じるかといえば…「眠れる資産」に着眼して、有効活用しようという試みだからです。
これまで移動サービスの提供（従来型のタクシー）であれば、ドライバーと車両（車庫）に設備投資して事業をしなければなりませんでした。
ところがウーバーのようなシェアリングビジネスは、一般ドライバーの空き時間、そして保有する自動車を丸ごと借りて事業に活用してしまおうという考え方です。
このようなビジネスであれば多額の設備投資は不要で、事業のアイデアが優れていれば誰にでも勝機が生まれます。
翻って、我が日本を見渡せば「高齢化」が進み、この先「眠れる資産」が激増していくと考えられます。住宅・クルマ・家財などの物品、そして、ビジネスの現場をリタイアした人々。
つまり、これらを有効に活用するビジネスが隆盛を極めるのではないでしょうか。先のウーバーやエアビーアンドビー、日本でもメルカリなど、こうした着眼点を生かしたビジネスモデルは着実に広がりを見せつつあります。
旅する投資家も読み終えた書籍を二次マーケットへ流通させて、おこずかい稼ぎをしていますが、こうした「眠れる資産」は生きている限り誰しもが抱えているものです。
10連休を利用して、うちの中を点検してみるのもいいかもしれませんね。
