暴落相場に負けない投資戦略
25日の日経平均株価は800円を超える大幅な値下がりとなりました。前日のナスダック指数が4%超下落したことを受けハイテク株が軒並み安となりました。
それに対して株式投資はマクロの経済情勢を調べ、有望セクターを絞り込み、ようやく個別株投資へたどり着きます。つまり現時点で株式投資は、「汗をかいた割にはなんかリターンが少ないよね」…そのことにマーケットが気づき始めたのではないでしょうか。
旅する投資家が本命株に据える(6594日本電産)は超人気株の宿命、予想PERは28倍を超えています。
もっとも、この予想PERは世界経済が相変わらず好調で、同社のビジネスが今まで以上に順調に進むことを前提に構築されています。しかし、今回のようにマーケットに疑心暗鬼が漂い始めると、予想PERはあっさり崩落してしまう脆いものなのです。
重要なのは「この予想PERという幻想がはかなく崩れやすい」ということを前提に投資戦略を構築しておくことではないでしょうか。
<旅する投資家の暴落相場に負けない投資戦略>
1.マーケットが行きすぎることを想定して、
常に一定のキャッシュポジションを確保する。
2.短期間でハイリターンの値上がり益は魅力だが、
それは「まぐれ」と心得る。
3.確度の高い配当・利息収入が見込める金融商品を選択して、
じっくり・ゆったりと保有し続ける。
4.おおよそ底値圏で買い、
おおよそ天井圏で売ることができたら、
それは奇跡である。
5.それでもマーケットが悲観に暮れる時は、
絶好の買い場であることを忘れるな!