メディア再編の号砲(AT&T)
AT&Tのタイム・ワーナー買収計画、連邦裁が承認 【ワシントン】米連邦裁判所の判事は12日、米通信大手 AT&T によるメディア大手 タイム・ワーナー 買収計画を認めるとの判断を下した。有料テレビ業界における競争が妨げられるとして、米司法省が買収阻止を求めて提訴していたが、司法省の訴えを退けた。リチャード・レオン判事は、司法省は合併に反対すべき反トラスト上の根拠を示していないと述べた。 AT&Tは急速に変化するメディア業界での生き残りをかけ、タイム・ワーナーの買収に踏み切った。800億ドル(約8兆8300億円)規模の買収計画は2016年10月以降、司法判断がこの日下されるまで、当局に進展を阻まれていた。 AT&TはディレクTVに加え、タイム・ワーナー買収により、同社の主要子会社ターナー傘下の「TNT」や「CNN」といったネットワーク、そして米国で最も人気の高い有料放送チャンネル「HBO」を手中に収めることになり、有料テレビで最大手に踊り出る。
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メディア業界を巡っては、ウォルトディズニーVSコムキャストによる21世紀フォックスの買収合戦が控えています。今回の買収劇は業界再編への号砲となりそうです。
さて、旅する投資家は高配当株のAT&Tを拾いましょうかね。