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米、シリアに巡航ミサイル(トランプ大統領)

米、シリアに巡航ミサイル

米報道、50発以上

【7日 日経電子版 ワシントン=川合智之】
 米軍は6日夜、化学兵器を使用したとみられるシリアの空軍基地に対し、50発以上の巡航ミサイルを発射した。複数の米メディアが米軍当局者の話として一斉に報じた。アサド政権に対しトランプ米大統領が指示した初の攻撃で、アサド政権を支援するロシアとの対立は必至だ。
~中略~
 これに先立ちトランプ氏は6日、中国の習近平国家主席との首脳会談のため南部フロリダ州に向かう機内で、記者団に対し「何らかの措置が必要だ」と述べたが、具体策は明らかにしていなかった。マティス国防長官とマクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)、ティラーソン国務長官らが6日午前、シリアへの対応策について協議した。
 ティラーソン氏は6日、軍事行動について「化学兵器攻撃に適切な対応を検討している」と指摘。「これは深刻な問題であり、深刻な対応が求められる」と記者団に語った。ティラーソン氏は3月末にアサド氏の将来は「シリア国民が決める」と関与しない意向を示していたが、今回はアサド氏退陣に向けた「措置が進行中だ」と述べた。

 シリアへの軍事行動に弱腰だったオバマ政権。そのあとを継いだトランプ大統領は戦争へと舵を切るのでしょうか。時を同じくして、米中首脳会談が行われていたことも、どことなくきな臭い印象があります。

 この報道の直後からリスク回避の円高、反発しかけていた日経平均は急落。
 今後、米国の軍事行動が本格化すれば、世界経済も一時的な混乱は避けられません。有事の金、あるいは有事のドルと言われます。資源・軍需産業株の高騰も想定されます。
 蛇足ですが、元エクソンモービルCEOのティラーソン氏がこの事態に嚙んでいるということも、うがった見方をすれば戦争経済をある程度想定した人事なのではないでしょうか。(XOMエクソンモービル)は買いかもしれませんね。

 トランプ大統領の狙いはどこにあるのか。北朝鮮情勢も緊迫化する中、今後の相場展開を読むうえで重要なポイントになりそうです。