旅する投資家 長期投資の王道

優良株の下値を恐れず買い向かえ!

26週線の攻防(日経平均・7203トヨタ自動車)

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 本日の日経平均は、NYダウが急速に弱含んだことを嫌気して、1.4%の急落となりました。FOMC議事録、対北朝鮮動向の緊迫化(トランプ大統領安倍総理の電話会談が行われる)など、市場の不安心理を増幅するイベントが続きました。
 チャートを確認すると、トランプ相場スタート時にタッチした26週線まで下落、明日以降、持ちこたえられるか、正念場を迎えたようです。
 RSIは売られすぎの水準まで落ちてきており、明日は一旦、反発の可能性があります。この水準で反発できれば、絶好の押し目買いチャンスとなりますが、どうでしょうか。
 2月決算の内需小売り関連の業績は、いまのところ良好。この流れを維持しながら、4月下旬から始まる3月決算銘柄へ上手くバトンを渡せるかが注目点です。

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 一方、さえない日本株の象徴となっている(7203トヨタ自動車)ですが、すでに26週線はデッドクロスし、年初来安値をさぐる展開です。このトヨタがどこで底打つかが、日経平均再上昇のポイントになりそうです。
 RSIは売られすぎの水準を下回り、株価的にはいい位置まできていると考えられます。しかし、米国の自動車市場減速、税に関する通商問題等、取り巻く環境は逆風が吹き荒れます。
 前回の安値をたたいた時は、PBR1倍で下げ止まった経緯があるため、今回もこの水準がひとつのメドになるでしょう。

 トヨタ自動車のPBR1倍≒5513円です。
 ここに来ることがあれば、旅する投資家は買い出動します。