旅する投資家 長期投資の王道

優良株の下値を恐れず買い向かえ!

利上げの先、見据える市場 (来週の相場見通し)

[日経電子版 NY特急便 11日]
米景気の順調な推移を示唆する指標を受けてもダウ平均の上昇幅は小幅にとどまり、週間では5週ぶりに下落した。連日の最高値更新から一転して慎重ムードが漂い始めたのは、市場参加者の視線が利上げの先に向かい始めたからだ。
~中略~
4回の利上げは間違いなく可能だと思う」。ゴールドマン・サックスのヤン・ハチウス氏は米CNBCでこれまでの年3回の利上げ予想を見直す可能性を示唆した。経済指標や金融市場の状況次第という前置きはあるが、FRBが金融政策の正常化を加速させるとの見方が広がっている。

雇用統計の結果を素早く織り込んだマーケットは、NYダウが小幅な上昇ドル円は利益確定に押され、再び114円台へ逆戻りしました。
来週はこれを消化してからのスタートとなりそうです。週前半は下落・もみ合いで始まると予想されます。
FOMCが木曜日に控えることから、イエレン議長の発言に注目が集まります。もし利上げペース加速を匂わせることがあれば、日米金利差拡大→日本株上昇のシナリオが見えてきます。
現段階では政治リスクの織り込みがまだなので、オランダ選挙の動向も気になるところ。ただ、トランプ発言に振り回された年初のことを考えると115円前後でもみ合った方が、株価上昇にはプラスなのでは?とも思えてきます。

日経平均が節目を上抜けたことから、押す場面では買いでしょう。