β(ベータ)値を使ってポートフォリオの安定性を高めよう
週明けの日米両方の株式市場を睨み、旅する投資家は銘柄選定の真っ最中です。
しかし、一度大きく崩れた相場はなかなか修復しないもの。短期的にはパウエルトレードで反発基調になるかもしれませんが、いずれもう一回大きな下げがくると睨んでいます。
そこでβ(ベータ)値を使って、下げに強いポートフォリオを構築してみようと考えました。
β(ベータ)値とは…
ベータ値(β)は、個別証券と市場(マーケット)の連動性を示すリスク指標をいいます。これは、ある証券(銘柄)の変動の大きさがベンチマーク(市場平均)の価格変動に比べて大きいか小さいかを示し、また"ある銘柄の投資収益率"の"市場平均の収益率"に対する感応度を表すことから「市場感応度」とも言います。
出所:https://www.ifinance.ne.jp/
要するに、ダウや日経平均などに対する、個別銘柄の変動率の大小をみる指標ですね。
低ベータ値の銘柄は、今回のような下げ相場でも株価が緩やかな動きをします。電力や医薬品株などに代表される「ディフェンシブ銘柄」というやつです。
対して、高ベータ値は半導体株、機械、自動車などに代表される「景気敏感株」です。景気の波やその業界独特の需給で動くため、ベンチマークより値動きが大きくなる傾向があります。
そして旅する投資家の目的である「下げ相場に強いポートフォリオの構築」ということで、低ベータ値の銘柄をスクリーニングして、来週の買い銘柄候補にしようというものです。昨日に続き、こちらのサイトにお世話になります。
スクリーニング条件:
100億ドル以上の米国市場大型株
配当利回り1%以上
配当性向70%未満
そして、ベータ値1.0未満の低ベータ銘柄
こうしてスクリーニングしてみると、JNJやWMT、VZやMCDなど、いかにも下げ相場に強そうな銘柄が抽出されました。
そして、トイレタイムで悩むこと5フン(分)…来週の逆張り戦略銘柄は、
ヘルスケア大手、医薬品世界5位、
(JNJ)ジョンソン&ジョンソン
移動通信全米二強の一角、
(VZ)ベライゾンコミュニケーションズ
この二銘柄に決定!