旅する投資家 長期投資の王道

優良株の下値を恐れず買い向かえ!

株貯金という考え方

 週末のNY市場はダウが269ドル高。為替も112円台を付け、日経平均先物は夜間22000円を回復しました。

 週明けの東京市場が俄然、楽しみになりましたね。年末の急落以降、国内の信用買い残が減少傾向にあり、上値が軽くなっているのも追い風です。




 さて、旅する投資家は「株貯金」という考え方をベースに長期投資を行なっています。

 
株貯金とは…これと決めた優良株を長期保有します。保有中の含み損をあえて許容しながら買い下がり効率よく株数を増やすことに最大の力点を置く手法です。

 一見、ナンピンと何が違うの?と言われてしまいそうですが、損益を均すために行うナンピンと異なり、ひたすら株数を増やすことに集中して銘柄を追いかけます。
 すると、もっとも効率よく株数を増やすためには、必然的に「株価の下落が最大のチャンス!」という見方に変化するのです。


 暴落や急落といった場面は、誰しも「どこまで株価が落ちるか怖い」と思うわけですが、株貯金の視点では「買いのチャンス到来!」という、とってもうれしい感覚に変わるわけです。

 そして、暴落相場がウキウキ楽しめるようになればシメたもの。株貯金は加速度的に増加してゆくことでしょう。



 ただし、株貯金には守らなければならない前提条件が二つあります。

1.どんなに株価が下落しても、売らずに保有を続けられる銘柄であること。
2.いつでも買い出動できるように、キャッシュポジションを一定額保有しておくこと。

 この条件さえ守れば、長期投資の力(複利)を借りて、あなたの優良株は将来、素晴らしいパフォーマンスを獲得する可能性が高まると言われています。
 
 また、株数を積極的に増やすことは、配当の受取額を増大させる効果があります。優良株の中でも高配当銘柄や連続増配銘柄において、より高い効果を発揮するでしょう。