旅する投資家 長期投資の王道

優良株の下値を恐れず買い向かえ!

暴落の効用

 11月初日の日経平均株価は反落。先月25日に急落して空けた「マド」を埋めたことで戻り売りに押されました。依然として需給主導の相場が続いています。さらに前日、NTTドコモが決算会見で「携帯料金の値下げ」を発表したことから通信セクターが急落となりました。大型株のNTTがストップ安するなどしばらくは乱高下が続きそうです。

 一方で好決算の芽も少しづつ育っており、上方修正した村田製作所は9%超の上げ幅となりました。米国市場のボラティリティが終息してくれば、ハイテク銘柄を中心に相場はゆっくりと上昇軌道に復帰するのではないでしょうか。



 さて、10月相場は一月で2000円を超える下落となりました。これはリーマンショックのあった2008年以来のこと。それまで株高を謳歌していた旅する投資家のポートフォリオも随分と傷を負いました。短期的な視点では暴落相場にプラスの効果はまったくありません。


 しかし、長期投資の視点で眺めると、暴落は千載一遇のチャンスになり得ます。どんな優良銘柄でも人気のプレミアムが剥げ落ち、企業価値そのもので株価が決まります。需給面では短期投資家が我先にと逃げ出し、優良銘柄の株式流動性バーゲンプライスで供給してくれるわけです。

 あとは我々長期投資家がじっくり、ゆったりと日頃から見定めた応援企業を買い出動するのみ。たとえどんな悲観相場でも、ものの見方を変えれば必ずプラスの面が見つかるはずです。

 暴落とは…「企業の裸の価値」を確認できる重要な機会と捉えています。



<旅する投資家の11月相場で狙いたい銘柄リスト>


2位以降…特になし

さあ、あとは今年最後の大一番に立ち向かうのみ!