旅する投資家 長期投資の王道

優良株の下値を恐れず買い向かえ!

悪材料出尽くし!

 28日の日経平均株価は年初来のザラ場高値を更新。終値では1月高値にわずか4円足らずでしたが、さらに上昇の勢いが加速した印象です。

 一方、世界経済を見渡すと、毎度お騒がせの「トランプ貿易戦争」は一向に収まる気配がありません。それでも「これ以上事態は悪化しないだろう」という、アク抜け感が相場に台頭したことで、売り方の強烈な買い戻しが起こりました。

 普通に考えれば、「悪材料」=株価下落、あるいは業績不振=株価下落という風に思ってしまうもの。しかし、相場というものは、悪材料が参加者全員に知れ渡ってしまえば(業績なら大底を打ってしまえば)、そこからグングン上昇する特性を持ち合わせています。

 このマーケット独特の価値観である「悪材料出尽くし」は、旅する投資家が相場と関わる中で学んだお気に入りの考え方でもあります。


 
 今後の相場展開を予測すると、もはや貿易戦争は「材料になり得ない」のではないかと考えています。10月相場はいよいよ中間決算期に突入します。ここで好業績が確認されれば、さらに一段高が期待できます。

 ※旅する投資家は、こういうイケイケ相場で「とても株を買いたくなります」が、来週もじっと我慢の「様子見」とさせていただきます。