旅する投資家 長期投資の王道

優良株の下値を恐れず買い向かえ!

アベノミクスの終焉に備える

 注目の日米会談を通過しました。懸案の通商問題はなんとかやり過ごした感もあり日経平均は5日続伸となりました。

 さて、国内は相変わらずのスキャンダル暴露問題が尾を引いています。政局に持ち込みたい野党は財務省トップの篭絡に成功しました。安倍政権への打撃は小さくないでしょう。支持率が低下する中、一縷の望みは拉致問題の解決に向けた米朝会談となるのでしょうが、そう簡単ではありません。

 ここまで長期政権を保ってきた安倍総理の手腕に賭けたいところですが、一方で「アベノミクスの終焉」を見据えた投資戦略も必要な時間帯になりつつあるようです。

 旅する投資家は、アベノミクスの終焉」円高時代の幕開けと考えています。

 残念ながら安倍政権以外に「金融緩和+財政出動」のパッケージに理解のある政権は生まれそうにありません(消費増税の失策は除く)。円高=グローバル企業の収益悪化という方程式は、リーマンショックでも証明されています。



 <旅する投資家 アベノミクス終焉を見据えた投資戦略>

1.超円高=現金の価値が最大限に高まると認識する。
2.不要なリスク資産はマーケットが堅調なうちに処分する。
3.リスク資産は半値になっても持ち続けられるものに限定して保有する。
4.超円高後は「超優良銘柄」のバーゲンセールになる。
5.キャッシュポジションを最大限高めておくことが勝利への近道。

 これまでの円安株高は安倍政権のお陰であることは間違いありません。それだけに安倍総理にはこの難局を乗り越えて、党総裁3選を果たしてほしいところですが、果たしてどうなる!