旅する投資家 長期投資の王道

優良株の下値を恐れず買い向かえ!

悪材料祭り

 昨晩のNYダウ急落を受けて、今日の東京市場は大荒れの展開となりました。日経平均は一時、1,000円を超える下落。ドル円もついに104円台へ突っ込みました。

 日本株がもっとも苦手とする「海外発悪材料」⇒「米国株急落」⇒「リスク回避の円高」の3段攻撃にあえなく撃沈。震源地の米国市場よりも下落率が高まる展開で、日経平均は支えの21,000円を明確に割り込み、いよいよ「底割れ」の様相です。

 ざっと並べてみても…
①トランプ政権による通商政策の発動⇒米中貿易戦争懸念
 政権中枢の相次ぐ辞任、解任劇⇒コーン氏に続き、マクマスター補佐官も。
②安倍政権の動揺⇒野党による森友問題の追及
③米ハイテク株の「フェイスブック」急落⇒個人情報流失リスク
④ウーバーの自動運転車による死亡事故⇒自動運転テーマ株に停滞懸念
東証主体別売買動向⇒外国人10週連続の売り越し

 これだけの悪材料が集中すれば、株価の大幅調整はやむを得ません。
 しかしながら「陰の極」という言葉があるように、悪材料も出尽くしてしまえば、相場はスルスルと上がり始めるもの。今はたまりにたまった「ウミ」を出し切るための時間帯とも言えるでしょう。

 旅する投資家は長期投資の奥義、「少額&時間分散」でしっかりブルーチップを買い込む算段です。