株式投資をする本当の理由
「儲けられたら面白いな」という興味本位から始めた旅する投資家の「株式投資」です。しかし、実際にやってみると、日本株は海外マーケットに比べ上昇率が鈍く、バブル後の最高値を抜けないまま低迷し続ける状況。
これは別の問題が横たわるのでは？と考えるようになり、『日本のデフレ長期化による経済の停滞』に強く関心を持つようになりました。
いまでこそ、日銀による異次元金融緩和が実施され、長期債利回りを抑制する「円安誘導策」が当たり前となりました。幾分日本株は持ち直しましたが、それでもデフレ脱却の見通しは立たない状況が続いています。
しかしこれで話は終わりません。前出の三橋氏は「（日銀の）金融緩和と（政府の）財政出動をセットで行う」ことの必要性を再三強調されておられました。残念ながら現政権は緊縮財政、あげくの果てに２０１４年消費増税を実施して、日本経済を再び停滞させてしまいます。
これは日銀黒田総裁の会見をみれば明らかで、金融政策しか打ち手のない日銀は物価上昇率2％を標榜しながらも、達成時期を先延ばし続けています。
旅する投資家が株式投資をする本当の理由は、
「デフレ脱却後の日本経済復活を信じて、いまのうちに優良企業の株をたっぷり仕込んでおく」ことです。
現在、マーケットは日経平均二万円達成云々…で盛り上がっていますが、デフレ脱却後の日本経済は、二万円どころか、いとも簡単に日経平均の史上最高値（1989年38915円）を抜き去るのではないかと本気で考えています。
それほどにまでに、日本の経済政策が的外れであったことを三橋氏から教わり、強く同意を感じるわけなのです。
出遅れ日本株に大チャンスありとみています。
