旅する投資家 長期投資の王道

優良株の下値を恐れず買い向かえ!

毎月配当金システムを作ろう(米国債)

 年初に読んだこちらの本。
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 すっかり米国債に魅了され、旅する投資家の静かなマイブームとなっています。良かった点を挙げると…、

1.満期保有で元本が償還される(外債は為替リスクに注意)
2.1000$から購入できて、年二回確定利回りの利金が入る。
3.年限や発行月を選んで複数保有すれば、債券の分散投資ができる。

といった特長があります。旅する投資家が惹かれるのは3の特長です。

 例えば、
 4月発行の新発米国債10年・利回り3.00%(利金は10月・4月)
 5月発行の新発米国債30年・利回り3.20%(利金は11月・5月)

 といった具合に、発行月と残存年数を複数組み合わせれば、利回りの異なる債券から複数月に利金収入を得ることができるのです。毎月配当金システムを作ることも可能です。

 
 債券の最大の特長は金利の上昇(低下)は債券価格の下落(上昇)」というシーソーの関係にあります。投信やETFでも債券の間接保有は可能ですが、金利の上昇局面では債券価格の下落リスクに直面します。
 さらにインフレ率が急上昇した場合も、低利回りの債券では物価上昇についていくことができなくなります。したがって、現状の金利上昇局面で投資するよりは、金利低下局面の方が投資タイミングとしてはベターです。


 それでも、旅する投資家はいまのうちに債券投資の経験値を積んでおく方が得策と考え、得意の少額&時間分散で「毎月配当金システム」を構築しようと算段しているところです。米国債を直接購入して、利金をもらいながら満期まで保有することで、金利上昇局面の債券下落リスクもいくらか抑制しようと考えています。