旅する投資家 長期投資の王道

優良株の下値を恐れず買い向かえ!

ガチョウと金の卵(イソップ童話)

昔、ある田舎者がいました。この男は想像もできないほど素晴らしいガチョウをもっていました。というのは毎日巣に行ってみると、ガチョウは美しくキラキラする金の卵を産んでいたからです。

田舎者は市場に卵を持って行き、じきに金持ちになり始めました。しかし、ほどなくして男はじれったくなりました。というのはガチョウは一日にたった一個の金の卵しか産まなかったからです。男はもっと早く金持ちになりたいと思いました。

そこである日、男はお金を数え終わったあと、ふと、(ガチョウを殺して切り開いたら、一度に金の卵を全部とりだせるぞ)と思いました。

しかし、やってみると、金の卵は一個も見つからず、大事なガチョウは死んでしまいました。


Those who have plenty want more and so lose all they have.
持てる者は欲をかき、元も子もなくします

 
 旅する投資家が投資活動を続ける中で、「これは!」と考える精神的支柱となる童話です。特に青色の下線で示した部分。「目先の利益を追求するあまり、長期で考える視点を見落とす怖さ」というものがよく表現されていると思います。

 投資を通じて、「ゆっくりのんびり」と資産(ガチョウ)を育てることを肝に銘じたいですね。