FOMC後の注目点(旅する投資家)
米、3カ月ぶり利上げ 0.25% 資産圧縮「年内着手」 ※日経電子版
FRBは追加利上げに踏み切ったが、雇用と物価は指標に強弱が入り交じる。失業率は4.3%と16年ぶりの水準まで下がり、FRBが完全雇用とみる4.6%を下回る。一方で物価上昇率は目標の2%に届かないままで、FOMCは17年10~12月期も物価は前年同期比1.7%(食品・エネルギー除く)にとどまると見込んだ。18年には2%に達すると予測するが先行きの不安材料となる。(一部抜粋)
注目のFOMCの結果が公表されました。ほぼ予想通りの内容で今後の利上げペース、および資産圧縮についても言及がありました。しかし、物価見通しについては弱含みを示唆しており、ドル全面高というような為替の動きは期待しずらいのではないでしょうか。
直後のドル円は…
※出所:マネックス証券
米10年債の利回りは2.12%付近と、依然金利上昇の力は弱いまま。景気減速懸念を先回りして織り込んでいるかのようです。NY市場では金融株・ディフェンシブ株が買われ、割高のハイテク株が売られる展開となりました。
<今後の注目点>
1.米国の物価見通しの弱く、ドル安要因で円高止まりの状態長引く
2.ドル安で輸出関連比率が高い日経平均の押し上げ力は弱まりそう